ワークショップ「さかんの磨き体験」

12/1(日)に開催された商工会のイベント「WAKОクリスマスフェスティバル2024」に出展させていただきました。


イベントの中の和光市総合児童センターわぴあ広場での「わこわーく」というお仕事体験のエリアでの出店。

壁などの仕上げ材料「しっくい」のみがき技法をコテや手を使ってアートパネルに仕上げていく「さかんのみがき体験」のワークショップを企画しました。

  

左官は家の中で、床や壁の仕上げ材料として使われています。
グリットデザインは設計事務所で主に家を造るお仕事をしていて、左官屋さんではありません。

ですが、家を造る過程ではクライアント様と一緒に、左官を始め沢山の材料の中から素材を選んだり、組み合わせを考えたりしていきます。左官は、現場で塗って仕上げていく材料なので、継ぎ目なく仕上がり、人の手で仕上げていくのでとても奥深い仕上がりになります。沢山ある材料の中でも左官はとっても魅力的で奥が深い材料だな〜と私はとても心惹かれるのです。

(お渡しするリーフレットもつくりました。中に工程の説明文を載せました)

  

ワークショップの話をいただいた時、グリットデザインをみんなに知っていただきたい。という思いと、地域に向けて何か活動していきたい。という思いが湧いてきました。

子供達も今までに沢山のワークショップに参加させてもらったので、大きくなってきた今、今度は開催する側で参加できたら。という思いと…。

そんな色々な思いが巡って参加をすることにしました。

  

  

よりアート感覚ででき、素材の魅力を伝えられて、あぁ。建築って面白いな。といつか思い出してもらえたらと思い、左官をセレクト。その中でも「磨き技法」はかなり難易度が高いのですが、私が体験した際すっかり魅了されてしまい、今回挑戦してみました。

  

このワークショップ開催のため、改めて左官と沢山向き合いました。
左官職人さんにお話を伺いに行ったり、何度も試してみたり…。

(去年に引き続き今年も左官講習会に参加。左官職人さんに直接ワークショップのアドバイスお聞きしました。アクが出ないようにするには…などなど、沢山の疑問が解消されました。)

  

結局下地が一番大事なのだと分かるのに、試行錯誤し2ヶ月くらいかかりました!
下地塗りに手を抜いてはいけない(笑)

(下地だけで4工程入れています…)

共感してくれた友人建築家が下地塗り、そして当日の受付も手伝ってくれました。

    

子供達が塗りやすいよう制作サイズに。
最後には家に飾ってもらえるように裏に金具をつけてお渡ししました。

  

当日は大好評で常にキャンセル待ちが出る状況でした。
お施主様もご参加くださり、久しぶりに再会することが出来ました。

ひと通り説明したあと、スタートすると、子供達は躊躇なく塗り進めていく。
慣れないコテで塗る子供達を優しくサポートしたり、じっと側で見守る親御さん方。

どちらも素敵で、もっと左官として仕上げる技法などお伝え出来ることはあったのですが、
言わないほうが良い気がして、私も見守りました。

 

子供達も頑張って店番してくれました(^^)
ラッピング頑張ってくれた次女。
裏で片付けや準備など見えないところで動いてくれた長女。
搬出•搬入を手伝ってくれた主人にも感謝。

  

皆さんの作品。
とっても個性的。

準備も当日もとっても大変でしたが、予想していたよりも遥かに多くの方に共感していただけて、嬉しく思いました。大人の方もご参加くださり、「私もやってみたい!」と沢山の方からお声掛け頂きました。

また、機会がありましたら、建築や住宅の魅力をお伝え出来るようなワークショップ開催してみたいです。


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板金とタニタハウジング

雨どいなどでお世話になっているタニタハウジングウェアの事務所にて、板金と雨といの勉強会。

いつかお会いしたかった、新井板金さんによる板金の基礎知識の講義。
その後、雨を再現する実験機「フラセール」雨水の流れの実験。


タニタさんの鎖樋「ensui」は豪雨でもきれいに流れる。
私もフラセール内に入って豪雨を体感。
昨今の集中豪雨では、屋根に集まる雨水の量も相当になることは想像していましたが…。
屋根の上がどうなっているのか、普段は見えない部分を、観察することができました。
豪雨では雨は横のケラバ下にも回り込む!

そして、メインイベントの屋根葺き体験。
たてはぜ葺きを作ります。


白色板金の傷付きやすさを体感。
0.4mmと0.35mmの厚みの違いによる扱いの違いを体感。
つりこで板を固定し、はぜを作っていきます

難所は軒先の処理!
新井さん(息子さん)が扱うと、まるで折り紙のよう。


今回はリオタデサインの関本さん考案のリオタハゼに挑戦。
(名前がついてしまうなんてすごいですよね)
通常より端部のハゼのタタミが緩やかで雨仕舞いが良い。
デザインと機能をかなえたおさまり。

途中で谷田社長もご参加くださり、
最後には懇親会も開いてくださいました。

なんといってもタニタハウジングさんの社風。
社長は以前から存じ上げていましたが、
会社全体皆さんとてもいきいきと働いていらっしゃる!
受付で名前を伝えたところからもう雰囲気が違いました。

「雨のみちをデザインする」
ステキな社風ですよね。
商品がシンプルでいいだけでなく、
モノを売る会社なのに、ものでなく価値をつくっていく。
会議室の社長が掲げた貼り紙にもその意思を感じ、
社員さんにも行き渡っていると感じました。

雨の道を酒の肴に盛り上がり…
お開きになっても飽き足らず、
一旦片付けたのに立ち飲みで飲みが再開(笑)

今度は実務でご一緒させていただきたいです(^^)

後日、谷田社長からお聞きした、ensuiが多く採用された和光市にある商業施設「鈴森ビレッジ」を散策。

 


こんな豊かな場所が地元にできてうれしいです。

今度は買えなかったパン屋さんのリベンジがてら、あえて雨の日に来てみたいです。


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石切場の見学

20230708

栃木県の石切場の見学に行きました。
鹿沼市の「深岩石(ふかいわいし)」、宇都宮市の「大谷石」です。
似たような2つの石ですが、採掘場所は全く違います。

深岩石
採取場所は山。登山のような険しい場所を登って採取場所に。

 

 


上から計画的に切り進めているそうです。
笑顔が素敵なお兄さんが案内してくださいました^^
大谷石と比べると固く加工がしにくい。
採取場所が限られ希少。

 

積んであるだけで存在感あります

  

  

大谷石
採取場所は地下60m
エレベーターで降りておきます。

一歩踏み外したら…と恐怖を感じるくらいの場所でした。

 

 

 


気温10℃のひんやりじめっとした地下空間。
法に則って安全に配慮し掘り進められています。

地元住民でも、気づかないような場所で採取されていました。
工業化が進む中、石切りの現場は今でもかなりの部分が手作業で行われていました。

 
どちらも切り出した直後は青緑がかっていますが、乾燥につれて白っぽくなっていく。

( ↑ 写真は深岩石です)


「ミソ」と呼ばれる柔らかい土の部分は水で洗うと取れて空洞になります。
大谷石の方が柔らかい、みそが取れて空洞になる部分が大きい。
 

と言っても色味や表情は様々。一点物の表情も貴重です。

それが自然素材の醍醐味と言えると思います。

写真:右が深岩石 左が大谷石 ←頂いたサンプルでも逆のように見えますね…

  

  

最後に宇都宮市徳治郎町にある西根地区の見学。
住民が外壁・屋根・基礎…と様々場所に石を使っています。

  

 

触れて、持って重みを感じて…
和のイメージが強かった大谷石ですが、
目地の入れ方を工夫する、他素材との合わせる

etc…
アイデアがモクモクと膨らんできました。


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植木屋さん見学

20230617


田無にある植木屋さんの見学へ。


手入れが行き届いた園内に植木が楽しげに並んでいます。


植木の植え方にもこだわりを感じ、まるでテーマパークのよう。
わくわくしてきます^^

園内を散策しながら、お気に入りの植栽を決めることが出来ます。

( ↑ 北山台杉の大群。まとまって見られるのは貴重!とのことです。)

 

木がベストな状態が保てるよう、植木のセレクト、買い付けもご自身で行かれ、保存方法・移植方法なども徹底的に管理されています。
「木がベストな状態」というのは、完成した時でなく、その後も含めてのこと。
こういった細やかな仕事をされる方がどんどん減ってきているのは残念なことです。

 

また、肥料や農薬のデータを取るなどして研究することで、
より少ない農薬で済むようにと様々な工夫をされています。

すべてにおいて、愛と誇りをもってこの仕事をされていることがよくわかりました。

さようならとご挨拶をしてからも、お話が盛り上がって…(^^)
貴重なお話をお伺うすることが出来ました。

  

  

午後は、造園家の高荷俊峰さんから造園業についてのお話と20年前に竣工した実例(住宅内外と植栽)の見学。
年に3回メンテナンスされているそうで、竣工当時と木のボリュームは全く変わっていないそうです。

造園はメンテナンスが大切。
本来でしたら家もそうですよね。
メンテナンスをしたり、必要に応じて修理や手を加えていくことで、
長く豊かに住み続ける。
築20年の住宅を拝見し、と改めて感じました。


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編集の仕事

建築家、泉幸甫さんの「住宅設計の考え方」という本。


重厚感あるつくりでとても高価なものなのですが、ご縁あって私の元にやって来ました。
さらに解説講座にも参加させていただいています。

先日、本のこだわりを泉さんご本人・担当編集の方からお伺いする機会に恵まれました。
(あとがきにもしっかり書いてあり、読んでないことがばれてしまいましたが…(笑))

私が本を手にした第一印象は、内容に相応しい重厚感、和紙がはさんであり、色の違う2本のしおりの紐…細部に仕掛けがしてあるとても素敵な本です。

気になったのは、全体の基本の紙がツルッとしていたこと。(コート紙というそうです)
なんとなく光沢がなく裏写りしない手帳のような薄い紙の方がしっくりくるのかなと思いました。

コート紙選定の理由は「とにかく写真をきれいに」とのことでした。
実際出来上がってみると600ページ近くボリュームになり、かなりの重量になったのは想定外だったそうです(笑)

編集や印刷知識のない私にはわからなかったのですが、実はカバーや表紙などもいろいろとチャレンジングなことをしているそうです。

建築と本、作るものは変わりますが、ものつくりに共通する部分があり面白いなと思います。

つくり手の思いやプロセスに興味があります。
この本の著者、泉さんの熱い思いはまた別の機会に…(^^)


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