東村山の家、1年点検
東村山の家-Kirin house-の一年点検に工務店様とお伺いしました。
大きな不具合などはなく、クロスの補修が主な補修内容でした。
お引越されて早一年。
ご家族の近況、ワンシーズン住まれての感想や住まい方をお伺いしました。少しお会いしないうちのお子様の成長にビックリ。
キッチン
ルクルーゼのお鍋が無垢棚にぴったり。
奥のパントリーにはご主人お気に入りのお酒が並び、なんだか夜が楽しそうです。
水廻り
ご家族だけが使われるユーティリティーと洗面・トイレを分けたプランで、ユーティリティーにしっかり収納を設けたことで、機能的にお使いくださっていました。ユーティリティーには室内物干しを。可動式にしましたが、結局いい塩梅のところで一切動かさないそうで、「そうなりますよね~」と(笑)
2Fホール
室内物干しを設置。外で干されることが多いと伺っていたので、外物干しはしっかり軒をつくらせていただいたのですが、こちらの物干しも大活躍とのこと。WICの手前にあるので、帰ってきたスーツに消臭スプレーをして一次置きなどにも利用されていらっしゃるそうです。
高さを工夫することで手洗いを兼ねた2.5mほどのカウンター。
本を読んだり、在宅ワークにと思っておりましたが、今のところは洗濯畳みのスペースとして、大いに活用されていらっしゃるそうです。
また、ところどころにおつくりした「かざれるスポット」
お気に入りのものが飾られていて、
「奥様、お好きだったんですか!?」と意外な面にもお話が弾みました。
お打合時に「物は少なめです。これで収納は十分です」と、よくおっしゃられていた通りに、とてもきれいにスッキリ住まれていらっしゃいました。
お忙しいようで、かなり広いテラスもあまり活用できていない。とおっしゃっていましたが、アウトドアチェアをたくさんお迎えしたそうで、これから皆さんで集まる機会が楽しみですね。
ところで、東村山の家は「Kirin house(キリンハウス)」とも名付けているのですが、その秘話について。
今回の電気屋さんはご主人の知人とのことで、電気屋さんと「吹抜が特徴的!キリンも飼える!2Fのホールから餌をやろう」なんていう話がでたそうです。そこで、キリンハウスと呼ばせていただきました。
お施主様にとっては日常+αタスクが増え、なかなか大変な家づくり。
そんな家つくりにもクスっと笑えることがあるといいなという、私の願いも込めています。
お引渡し
東村山の家は、無事お引渡しを迎えることができました。
各機器のご説明や、工務店様の保証のご説明、検査済証などの書類のお渡し、鍵のお渡しなどを行いました。
工事中のことを振り返りますと…
今年は暑い暑い夏でしたね。
工事中も冷たい飲み物やアイスなどを差し入れ下さり、職人さんは本当に生き返ったと思います。
お心遣いありがとうございました。
現場まで車で片道1時間、運転が少し苦手な私には大きなハードルでしたが、定期的に通いました。
監督さんと大工さん、皆さん笑顔が素敵です。
現場では進み具合や図面との整合性のチェックだけでなく、皆さんと細かい納め方・作り方について、打合をしながら進めていきました。
私の図面の意図を聞いてくださったり、こうしたらいいんじゃない?と逆にアドバイスくださったりと、最善の方法を模索できるようキャッチボールしながら進めていきました。
設計者として完璧な図面を作ることはとても大切ですが、いえつくりは手や機械の助けを借りながら「人の力」で作るもの。
現場での状況を見ながら最終決定したり、臨機応変に変更したりすることも大切だと思います。
「図面と現場のバランスを大切にしたい。」と東村山の現場ではそんなことを改めて感じました。
私は自分のデザインを追求するというより、お客様や監督さん職人さん皆で作り上げていく。
そんな家づくりを目指しています。
暑い中本当にお疲れさまでした。
そしてクライアント様、一年半に及ぶいえづくり、お疲れさまでした!
完成おめでとうございます!
事前にご要望をお伺いし、私がご家族の生活にフィットするようにと想像し、ご提案させていただいた「まっさらな器」に、クライアント様が色を添えて…
東村山の家はそんなたとえが合っているように思います。
特にインテリアのお打合では絶妙な組み合わせを見つけ、毎回盛り上がりました。
お引越しされて落ち着かれましたら、ぜひ遊びに伺わせていただければと思います。
お施主様検査
東村山の家は、
カーテン・ブラインド施工、完了検査も無事終わり、
本日お施主様検査でした。
クライアント様と「これを選んでよかったですね。」と、
濃密にお打合させていただいたことをしみじみ思いだしながら内覧をいたしました。
またお子様やご両親とのお姿を拝見し、ここではこんな風に暮らされるのかな…
と改めて想像が膨らみました。
東村山の家はクライアント様のご実家と寄り添って住まうお家です。
計画当初のお土地割りから参加させていただきました。
お互いのプライバシーを守りながら、気配を感じられる場所を目指しました。
玄関を向かい合わせにすることで、出かける時に自然と出会えるように。
リビングや寝室や2Fテラスは家族のプライベートな場所に。
植栽が緩衝材になって母屋のリビングと繋いでくれることをイメージしながら、
キッチンにはあえてカーテンのない小窓を目線の位置に…。
2階中央に位置するおよそ3mのカウンターには手洗いスペースを。
2階にはゴミ箱は置かず、ここの投入口で集約されるそうです。
時短ときれいさを兼ねて得した気分です。
来週はいよいよお引渡しです。
進行中は忙しくなかなかブログを更新することが出来ませんでしたので、
過去を振り返りながら「東村山の家」を綴っていきたいと思います。
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造作家具の工場
東村山の家は木完(大工さんの工事が終わること)し、内装工事に突入しました。
10月のお引渡しに向け工事も佳境に入ってきました。
今日はダイニングの造作家具の製作を確認しに工場へ行ってまいりました。
上部収納は既に製作済で、下部とエアコンルーバー工場全体で、手分けしての製作中でした。
エアコンの目隠しルーバーは一本ずつ手作業で無垢材から割いて作ります。
材料の木取りをしたところです。
手が込んでおりますが、このあたりで家全体の仕上がりがぐっと上がると感じます。
いろいろな木たちが並んでいて、宝物のよう。
建具も家具も作られるそうで、建具は背の大きなものまでご対応できる装置をお持ちとのことです。
いろいろとご丁寧にご説明くださいました。
工場にお伺いさせていただくと、いろいろなヒントがいただけます。
ものづくりの場所はワクワクしますね。
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地鎮祭
初めてクライアントにお会いしてから約1年、本日無事、地鎮祭を執り行うことが出来ました。
地鎮祭は通常、お施主様・工務店様・設計者と限られた人数で行うことが多いのですが、今回はご実家のお隣での建築ということで、ご挨拶も兼ねて工事関係者の方々も勢ぞろいし、とても賑やかな地鎮祭となりました。
このようにたくさんの方が集まる祭事は最近では珍しく、私も工事前から関係者様と顔を合わせる機会に恵まれ、お一人お一人とご挨拶を交わさせていただきました。
これから、無事工事が進みますように…。
私も引き続き気を引き締め、完成まで進めてまいりたいと思います。
前日の雨でぬかるんでしまったお土地に、監督さんがゴザを敷いてくださいました。
当日は大安吉日、お天気にも恵まれ、清々しい一日でした。
※後日振り返って記しています
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