【二段ベット工事】 ⑧家具屋さん見学

House niikuraは2024年で竣工5年が経ちました。
フリースペースを二段ベットで2つの子供部屋に分割するのまでの記録を綴ります。


⑧家具屋さん見学
デスクカウンターは今回、家具屋さんに製作をお願いしました。
コストを考えればゴム集成材などになりますが、さらっとした気持ちの良い触り心地が勉強はかどりそう(!?)と、リノリウムをセレクトしてみました。


リノリウムは以前からある建築材料で、天然素材で耐薬剤性が高く、病院の床などに使用されています。最近改めて注目されていて、無印良品やアクタスでも学習机に使われています。

今年竣工したお家のキッチン製作もされている所沢の家具工房で依頼しました。カウンターを取りに行くついでに家族で家具工房を見学させていただきました。


リノリウムは厚さ2㎜ほどのぺらっとした材料なので、厚みを持たせて仕上げる必要があります。これは断面構成です。

穴あけ箇所には心材をいれ、他の部分はハニカムコアで構成し、私たちでも施工できるよう重量を軽くしてくださっています。

 

 

(↑これはプレスする機械)

  

機械を一通り説明してくださり、実際にカット、穴あけの作業を見せてくださいました。

(↑これはカットする機械 カウンターは大きめに作り、最後にジャストサイズでカット)

↑様々な治具がきれいに整頓されています。


工場内は仕事がしやすいよう道具や材料がキレイに整頓されていました。こういった細やかな工夫が、良い仕事につながっているのだと思います。

今回は合わせてカッティングボードの製作もお願いしました。板材から製材するところから、一連の流れを見せていただきました。


目の前で出来上がっていく様に「こっちが私の?こっちはお姉ちゃんのだ!」と子供達もワクワクしてうれしそう。機械には興味ない様子でしたが、待ち望んでいた「子供部屋」がこうやって沢山の人々の力で、沢山の手作業の工程を経て、完成される。という事が少しでも感じてくれたらな、と思います。


今はわからなくても、私がそうだったように、いつかふっと思い出すかもしれないから…。


⑨初めから仕切るVS後で仕切る へつづく…

【Process】
1つずつブログで綴っています

①仕切るまでの使われ方
②仕切る?仕切らない?方法は?
③できることはやってみる
④分割工事までの準備
⑤工事当日
⑥監督さんの仕事
⑦工事後の自主施工
⑧家具屋さん見学
⑨初めから仕切るVS後で仕切る


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