ほそながの家1年点検

ほそながの家は竣工早1年。
工務店さんと1年点検にお伺いしました。


一年住まれての気になった点や
細かい補修などの箇所をヒアリング。

事前に「壁がすごく汚くなっちゃいました」とお伺いしていたのですが、

吹抜部の漆喰のひび割れもなく、とてもきれいな状態でした。

  

 

子育て真っ只中のほそながの家、
お子様の工作の作品や、ご家族のお写真が飾られた壁。
絵本やマンガで埋まった大容量の本棚…
かわいらしい家電たち。
おひとりづつお好みに選ばれたダイニングチェア。

 
生活が感じられると、お家が生きてきますね。

幸せな気持ちになりました。

  

子育てでなかなかシンボルツリーを見に行く時間がとれないそうですが、
少しづつ、少しづつ、お家をつくっていくのも楽しみの一つではないでしょうか。

  

  

本日はお忙しい中、プライベートな部分までお見せ下さり、
ありがとうございました(^^)


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無垢材・造作家具メンテナンス

年末の大掃除。

今年は月初めから家族総出で計画的にやっております。

本日は無垢材、造作家具のメンテナンス。

床暖対応の三層無垢フロアは、お米が原料のオイル「キヌカ」を使用。

全体的に栄養をもらってつやっとした感じに。

子どもたちがつけた床の傷に気づいて、薄れてきた思い出がよみがえってきました(^^)

途中からは家具屋さんも来ていただき、造作家具のメンテナンスの仕方を学びました。

輪染みが出来てしまったところは、#250のペーパーでガシガシと(突板部分は素地が出ないよう慎重に)

それ以外は#400~600で全体的に当てていきます。特に汚れていなくても、全体に毛羽立ちをなでるようにするとつるっとします。

粉を掃除機で吸いとり、スポンジでオイルを。

今回のオイルは家具屋さんおすすめの「プラネットジャパン ラッペンワックスクリア」。

我が家では日々のクリーナーは「蜜蝋ミストデワックス」、

家具用は「未晒し蜜ロウワックス」を使っています。

プラネットのラッペンワックスも同じような匂いがしましたが(恐らく蜜蝋の匂い)、火気厳禁で自然発火の恐れがあるので使用後のウエスなどの取り扱いは少し難しいかなと思いました。

ここからは、Tシャツのような柔らかい布でひたすら磨いていきます。

キッチン扉、食器棚、洗面…と、造り付け家具が多いので、なかなかの作業量。

離脱した次女の相手をしながら3人で黙々と進めました。

お手入れは大変だけど、愛着わく楽しい作業。

真新しくきれいな新築時も良かったけれど、少しずつ物が置かれて、味が出て、傷が出来て、家になっていく気がします。

大掃除は続く…。


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2年点検とメンテナンス

新倉の家も、早いものでもう丸二年。

工務店さんによる定期点検を受けました。

雨漏れなどの大きな問題個所はなく一安心。

後日、信頼する職人さんが細かいメンテナンスに来てくださいました。

外部は、杉板の浮きを頭の小さいビスにて固定。

本来この材は隠し釘のみで留め付け、下部は留めない施工要領でしたが、浮きが出てきたので対応してくださいました。

次にテラスのデッキ材のFRP防水ドレイン(雨水の排水口)の掃除口のやり替えです。ドレインの掃除で外した際、ビス頭が破損してしまいました。デッキビスという特殊な形状のビスで扱いも難しかった為、材をあてがい載せる形にし、ビスも通常の形状で仮止め程度に変更してくださいました。

施工時には「ドレインの掃除をすることはないだろう」と大工さんと話していたのですが、周囲が自然豊かなため、葉や土が溜まりやすいことがわかりました。1年に一度くらいのペースでお掃除が必要そうなので、取り外ししやすい形状にしたいという私の要望から、形状を考えてくださいました。

デッキ材は同じ物を用意したのですが、色の経年変化がパッチワークの様で面白いです(^^)

すぐに色合いもなじんでくるとおもいます。

最後に内部のメンテナンスです。

天井クロスと壁漆喰の取り合い部をきれいに補修してくださいました。

LDKは天井高が3m以上あるのではしご必須です。

階段の上という難しい場所も、お手持ちの道具でうまく対応してくださいました。

二年というのは住宅の中で節目になる年です。木造の場合、木材の乾燥収縮などにより竣工後2年は「躯体がうごく」と言われているので、ちょうど落ち着いてきたタイミングになります。また、施工会社さんによって若干異なりますが、そういった理由で壁・天井などの内装の保証期間が2年に設定されていることが多いです。我が家も1年点検では様子を見ることにし、二年目の節目で、きれいに補修していただきました。やり方も教えていただきましたので、次回からできることは自分たちでメンテナンスしていきたいと思います。

何十年と住み続けるお家、その時々で必ずメンテナンスは必要になります。上手にメンテナンスし一緒に時を重ね、経年変化も楽しみたいと思います。


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20200120一年点検

竣工後、早いものでもうすぐ一年。
メンテナンス会社さんが一年点検に来てくださいました。

点検内容は、
設備の水漏れがないか、
外部・内部のクラックなど。
普段、家の裏側は住人でも見ないところ。
樋の破損や水漏れなども見てくださいます。
外壁キレイでした。

汚水升を一つづつ開けてつまりや汚れをチェック。こちらもキレイでした。

建物と駐車場土間の接点に一ヶ所クラックが。1mm以下ということでとくに補修はしません。変にしない方が私は良いと思っています。

建物と土間が接するところはクラックが入りやすいので、わが家では極力なくしてあえて目地をとるよう設計しました。
建物が浮いてるように見せるデザインとしても。
デザインと機能どちらも考えて設計するよう心がけています。

外部で一番心配していた杉板のアク。
一年たっても全く見られず(^^
監督、板金屋さん、大工さんと相談し、白の外壁(塗り壁)と杉板が直接接しないように鋼鈑の目地を入れて目透かし(間を開けること)にしたことがうまくいったと思います。

杉板については、暴れは少し見られるものの、新築時と変わらない表情でした。塗った薬剤がよかったなぁと思います。これはさらに今後どうなるか見ていきたいと思います。

内部…
冬場になって壁と天井の間に隙間が出てきました。これは木造+塗り壁の特性として普通に起こることです。冬場の乾燥収縮で現れることが多いです。無垢の床も同様に冬場に隙間が出てきますがわが家では気にならない程度でした。

木造は建てて二年くらいは躯体(建物の骨組み)が動くので、しばらく様子をみます。
自然素材はそういった特性がありますが、それらを含めて愛着をもって住んでいけたらと思います。

かっこいいデザインというだけでなく、建ててからキレイに維持できるデザインであることがとても大事だと思っています。バランスを考え、自分が住んだら?と想像して設計していきたいです。

一年点検は何事もなく終了。


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