コンポスト生活

ちょうど1年前からバック型のコンポストを試しています。


一般的なコンポストといえば、畑にある緑のプラスチックのアレ。

ご存じでしょうか?

生ごみを土の微生物の力で分解してたい肥にすることです。
田畑のひろがる実家では当たり前にコンポスト生活をしていますが、敷地30坪、開発された分譲地の「新倉の家」ではなかなか難しい。

  

  

実家でやっていること、
姉からバック型コンポストを進められたこと、
単純に資源を有効利用しないともったいないという思い、
そして何より生ごみが本当にバックでたい肥になるのか?
という好奇心から始めました。

  

基材(もとになる土)はピートモスとくん炭を3:2の割合で混ぜ合わせます。
(※バックを購入したLFCコンポストさんで販売している基材は独自配合でピートモスは使っていないそうです。)

基材を混ぜたら、生ごみを都度投入して混ぜるだけ。
カラカラになっていたら水も加えます。
2~3か月ほど入れ続けていっぱいになったら投入終了。
2か月ほどの熟成期間に入ります。
この間はときどき水を入れて混ぜます。
虫が湧くなどの口コミもありましたが、
我が家では日当たりが良いせいか順調にたい肥になりました。

  

  

そして昨年11月、
市民農園を借りることが出来ました。
3m×5m=15㎡ほどの広さです。
畑仕事は立候補で夫担当です。(笑)

  

  

土づくりから始めた畑、
最近ようやくコンスタントに収穫できるようになってきました。
出来あがったたい肥は畑へ。
生ごみ→たい肥→野菜→食べる→生ごみ…
の循環がようやく出来上がってきています!

↑ 春菊は大量に収穫

  

  

 

コンポスト1年やってみて、
良い点
①夏でも毎日生ごみが処理でき(バックの中に入れるだけ)、冷蔵庫保管の必要がなくなった。
②捨てる罪悪感がなくなった
③油も入れられる(100ml程度ならOK、揚げ物時の油の処理はかなり楽)

悪い点
①たい肥にするものとそうでないものの、生ごみの選定が面倒
【入れないもの】卵のから(たい肥になりにくいので)、魚類(匂うので)
②細かくカットすることが面倒(カットすると分解が早い)
③基材にコストがかかる
④熟成期間を考えるとバック2つ使いが理想だけど、場所をとる
⑤単純にいろいろめんどくさいと思うときも(笑)

  

  

気になるコストについて
バック 3,245円(送料別)/LFCコンポスト
ピートモス 18L 698円/カインズ 
(くん炭の量に合わせて4.5L使用。残りは次回へ)
くん炭 3L 498円/カインズ
油粕 350g 110円/100円ショップ(入れると分解に良いらしく途中追加)

  

ピートモスとくん炭は大容量で購入するとかなり価格が抑えられますが、近くのホームセンターに取り扱いがないことや、家での収納場所が問題になります。結局小分けになったものを買うことになり割高に…。

  

子どもが小学生になり、お世話などに割く時間は減りましたが、
それでも、仕事や家事や犬の世話などの日々のタスクにプラスされるコンポストの管理。
そして常にランニングコストがかかる。
エコとしての効果は一個人の行動でどの程度なのでしょうか…。

  

「循環を肌で感じる暮らし」を楽しいと感じたり、価値を感じられるか。

にとどまってしまうのでしょうか…。
現在3クール目。
基材(土)の購入にてこずったり、休憩しながらも、今はコンポスト生活楽しんでいます。

コンポストのある生活、皆さんはどう思われましたでしょうか…?


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2023→2024

2023年は
「知ってもらう、思いを伝える」
をテーマに外へ出ていこうと決めていた一年。

LEEのキッチン大賞では、
応募から、一時審査通過、授賞式、雑誌発売…とほぼ一年近く。
キッチンに対する熱い思いを伝える機会に恵まれ、思いを表現することに真正面から向き合いました。

この時間は本当に大変でしたが、夢中で…。

幸せな時間でした。

雑誌を手に取られた方に伝わればいいなと思います。

(家づくりの参考になればさらに嬉しい。)

 

 

「住まう」事から発展して、
未来の住まいを考える
「空家対策協議会委員」

街を考える
「公共空間プロジェクト」

という二つのプロジェクトに参加させていただいきました。
公共空間プロジェクトはまだまだ発展途上。
この先どうなっていくのか、私も未知です。
2024年も引き続き…。

 

春には、3世代7人が集まって暮らす家をご提案させていただきました。
とっても仲が良いご家族。
家族皆でお布団を並べて寝る日常。
グランピングできるテラスと繋がったLDK。
大勢の友人がキッチンを中心に集まる休日。
ご家族がぎゅっと集まって住むとても素敵な住まい方。
カタチも「一つ屋根の下」を象徴するように
大屋根をご提案させていただきました。

 

 

 

秋からはご縁があってお家のプロジェクトに参加させていただいています。
とってもステキなご夫婦。巡り会えましたことに感謝。2024年はいよいよ本格着工。

しっかりと形にしていきたいと思います。

  

 

 

プライベートでは…
突然ワンコをお迎えしたりと、取り巻く周りの環境の変化が大きかった一年。

自分で変えることのできない事。

子育てはこちら都合ではいかないこと。

子どもは年齢に寄らずまだまだ手がかかることを思い知らされる一年に…。
流れに身を任せながら、母としてはどっしり受け止めて、おおらかにいこう。

そんな風に感じ、もがきながら過ごして来た1年でした。

  

  

話を仕事に戻しまして…
最後にもうひとつ、
兼ねてから進めたかった事に今年こそ挑戦したいと思います。

  

余白も残しつつ… 

  

小さな事務所ですが、今年もコツコツ着実に進めて参りたいと思います。
ちょっとしたご相談事なども、お気軽にお問い合わせくださいませ。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。


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LEE12月号掲載

女性誌LEE 12月号に「house niikura 新倉の家」のキッチンが掲載されています。


家族で参加させていただいた先日の授賞式…
コウケンテツさんの気づかいとコメントが最高でした
「キッチンの”夢と現実”両方見せてくれた!」

  

ここからは、紙面が完成するまでの裏話(^^)

 

LEEの編集者さんは皆さんフランクでお話ししやすい!
9月には雑誌用の取材と写真撮影がありました。
当日お越し下さった、副編集長(通称ぷーふけさん)、カメラマンのメグミさん。

お二人とも柔らかく気さくな方で、子どもたちも初めからリラックスして撮影に望めました。
お二人の息の合った軽快なテンポで、撮影が順調に進んでいきました。


途中、子どもたちのモチベーションにひやひやしましたが…(笑)

 

  

撮影・取材はお昼を挟み5時間近くみっちりと。
撮影用にケーキやクッキーを焼いて準備しました。

スタッフさんをおもてなししたいという思いもあり…
紙面には一切載っていませんでしたが(笑)、皆で昼食やお茶をしながら、
キッチンにまつわるエピソードも、かなり深掘りしていただき、

なかなか表現しにくかった地味な部分にもフォーカスくださいました。

 

写真のカットやネタが多く、雑誌にはすべて載せられなかったそうですが、
house niikuraの暮らし方やキッチンの工夫が分かりやすく紹介されていますので、
ぜひご覧いただければ幸いです。

  

それにしても…
紙面4ページに、これだけの期間と時間をかけ、
編集者さんをはじめ、写真家さん、イラストレーターさん…
たくさんの方が参加し思いをこめてつくられているのですね。

  

今回は家族の協力も必須で、
夏から温かく(?)見守ってくれて、
最後までつき合ってくれた家族に感謝したいと思います。


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玉手箱

親元を離れてちょうど20年。

母が定期的に送ってくれる荷物はいつも玉手箱のよう。
地元のお米、実家で作った野菜、地元にしか売ってないお菓子…。
独身時代はジップロックに入った手作りお惣菜は本当に心に染みました。
お袋の味ってやつですね。

 

子どもが大きくなり私にも少し余裕ができ、最近はこちらから送る機会も出来ました。

こちらからは、私が美味しいと思うものを。
定番はお気入り店のコーヒー豆とお菓子セット。
それに、和光市のかつおぶし、我が家の梅酢のお裾分け、手作り紅しょうが。

最近は作ったおやつもお裾分け。

  

  

子どもたちも段ボール箱を開けるのが楽しみ。

(今回は誕生日プレゼント入りでお待ちかね(^^))

美味しいの物々交換。
どこにでもある何気ない日常の出来事ですが、残しておきたい記録。


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板金とタニタハウジング

雨どいなどでお世話になっているタニタハウジングウェアの事務所にて、板金と雨といの勉強会。

いつかお会いしたかった、新井板金さんによる板金の基礎知識の講義。
その後、雨を再現する実験機「フラセール」雨水の流れの実験。


タニタさんの鎖樋「ensui」は豪雨でもきれいに流れる。
私もフラセール内に入って豪雨を体感。
昨今の集中豪雨では、屋根に集まる雨水の量も相当になることは想像していましたが…。
屋根の上がどうなっているのか、普段は見えない部分を、観察することができました。
豪雨では雨は横のケラバ下にも回り込む!

そして、メインイベントの屋根葺き体験。
たてはぜ葺きを作ります。


白色板金の傷付きやすさを体感。
0.4mmと0.35mmの厚みの違いによる扱いの違いを体感。
つりこで板を固定し、はぜを作っていきます

難所は軒先の処理!
新井さん(息子さん)が扱うと、まるで折り紙のよう。


今回はリオタデサインの関本さん考案のリオタハゼに挑戦。
(名前がついてしまうなんてすごいですよね)
通常より端部のハゼのタタミが緩やかで雨仕舞いが良い。
デザインと機能をかなえたおさまり。

途中で谷田社長もご参加くださり、
最後には懇親会も開いてくださいました。

なんといってもタニタハウジングさんの社風。
社長は以前から存じ上げていましたが、
会社全体皆さんとてもいきいきと働いていらっしゃる!
受付で名前を伝えたところからもう雰囲気が違いました。

「雨のみちをデザインする」
ステキな社風ですよね。
商品がシンプルでいいだけでなく、
モノを売る会社なのに、ものでなく価値をつくっていく。
会議室の社長が掲げた貼り紙にもその意思を感じ、
社員さんにも行き渡っていると感じました。

雨の道を酒の肴に盛り上がり…
お開きになっても飽き足らず、
一旦片付けたのに立ち飲みで飲みが再開(笑)

今度は実務でご一緒させていただきたいです(^^)

後日、谷田社長からお聞きした、ensuiが多く採用された和光市にある商業施設「鈴森ビレッジ」を散策。

 


こんな豊かな場所が地元にできてうれしいです。

今度は買えなかったパン屋さんのリベンジがてら、あえて雨の日に来てみたいです。


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