本のある生活

寝る前に図書館で借りてきた本を子供たちが選んできて読んであげる。
忙しい日々の中でも、大切にしてきた親子時間。

一年半くらい前からでしょうか…
長女は私の読み聞かせには、見向きもしなくなりました。

付録目当てで買ったちゃお(月刊マンガ)がきっかけで、本の虫に。
図書館で何十冊というシリーズ小説も制覇し、新たな本を探しては読み漁っています。どちらかというと言葉で表現するのは苦手な子なのに、不思議なものです。

もう聞いてくれるのは次女だけ。
大切な時間にも限りがあり、もうそこまで来ているのだな…。

絵本が中心だった本のセレクトも次女が小学生になった頃から少しずつ変わり始め、

最近はもう少し読み応えのある本に代わってきています。

いくつかご紹介

よこちゃんとライオン/角野栄子作


角野さんのかわいらしくて幸せなきもちになる世界観に次女と二人ではまりました。

さらっと読める本ですが、話の前後を想像させるような驚きの展開もステキだし、

手に取ったときのかわいらしさも好きです。

  

  

ウソがいっぱい/丘修三作

ウソはだめって大人は言うけれど、気づいたら毎日ウソばっかりついてる。

ある日お母さんも平気な顔してウソついてた(笑)

クスリと笑える、学校や家族にまつわるウソの話。


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子供たちの持ち物

子どもたちの持ち物についての研究とおぼえがき。

左:5年生時 右:2年生時


【毎日・毎週もっていくもの】
ランドセル
校帽
上履き
手提げ袋
水筒
体育着
(当番のとき)給食着

【季節のもの・他】
プールバック

タブレット (キーボード・マウス・頑丈なカバーがセットされ、パソコンのような仕様で重量1.5㎏ )

植物栽培用の鉢と支柱(1年生:あさがお、2年生:トマト、3年生:ホウセンカ)

【学校に置いておくもの】
■一年生
鍵盤ハーモニカ
絵の具道具
お道具箱
防災頭巾
粘土・粘土板

■二年生(追加されるもの)

■三年生(追加されるもの)
習字セット
音楽バック

リコーダー
国語辞典

■四年生(追加されるもの)
彫刻刀

■五年生(追加されるもの)
裁縫セット

・子どもの負担軽減のため、家庭学習のある国語と算数以外の教科書は基本学校に置いて帰るスタイル。

・図工の作品や、四年生からは理科の実験で、キッドのようなものを配られ、持ち帰ってきます。

・高学年はタブレットでの授業も増え、ほぼ毎日持っていっています。

・中学生になると、さらに部活の道具などが増えるのでしょう。

・長期休みの度にすべての荷物を持ち帰ります。

 

小学生ながらなかなかの重量・荷物の量です。我が家では、長期休みの間、ロフトに置いています(^^)
1Fフリースペースは、そろそろ2段ベットを製作し、個室に分割する日がやってきそうです。

夏の自由研究になるかも!?


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チョークアート

あるイベントで朝霞市の都市建設部の方々とお知り合いになりました。
朝霞市では、「ASAKA B.B.SQUARE」というチョークボード製作の企画を去年から行っているそうで、

私もミニ黒板(60㎝×45㎝)の製作に参加してみました。

建築設計デザインを黒板で表現したいなという試みから、
キッチンのある家の提案しようと、
ひとまず3分くらいで描いたイメージスケッチです。

ここからいろいろ肉付けしてごちゃごちゃ描いていこう。
なんて思っていましたが、
ペンからチョークに持ち替えると、
まったく情報が載せられない…。
描きたいことの1/10も載らないのでは…(汗)

それなら、皆で集う楽しさが伝わったらよいな~
と思いながら慣れない黒板を楽しみました。

(製作の途中です…)

【製作コメント】
作って食べることが
大好きな家族のための
キッチンが中心の家の提案

「キッチンとダイニングが一体となったフラットのテーブル」

世の中に日常が戻りつつある今
皆で楽しめる居心地のよい居場所が
あったらいいなと願いを込めて…

 

 

実はこれ、ほぼhouse niikuraのキッチンです。
寸法はほんの少ししか載せられませんでしたが、
ダイニングテーブル高さ650㎜(65㎝)は低めの高さ設定です。
身長差約30㎝の夫婦にも使いやすいように検証したうえで、
くつろげるように工夫しています。

平日はキッチン正面で3人並んで食事することでサーブも片付けもとても楽(^^)

休日はダイニング部分でゆっくりと。

ちょっとした来客時はゆるやかに、お好きな場所に座ってもらいます。

沢山の人が集まる際には家中の椅子を集合させてギュギュっと詰めて座り、皆で代わる代わる料理をしながら、出来たてをいただきます。

(まさに、黒板のような…)

さらに、アイロンしたり、オンライン授業したり、ワークショップしたりと多用途に…

設計意図通り、いろいろな使い方が出来ています。

コロナ前の集まりなどでは、皆さん長居していかれる所をみると、居心地は良いようです(^^)

house niikuraのキッチンの工夫はまだまだたくさんありますので、今後紹介していきたいと思います。

黒板は朝霞市のどこかに飾られますので、
お近くの方はチェックしてみてください(^^)

instagram「@b.b.square_asaka」でも登場予定です。


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楮と向き合う

子どもが4年間通っているキッズアートスペース。
二週にわたった、ペンダント製作。

この材料なんだかわかりますか?


これは楮(こうぞ)といい、和紙の原料。
軟らかく煮て、周りの部分を和紙原料に使った残りの芯の部分です。

(穴が開いています)
ノコギリで切って、やすり掛けして、色をのせて…。
時間と情熱をかけて、(時にへこたれながらも)仕上げてきました。

この楮、先生のご友人の森田千晶さんという和紙作家さんから譲り受けたものだそう。
森田さんはご自宅で楮を育てるところから取り組まれています。

先生も活動に参加されているそうです。

子供が作ってきた楮はどこからきて、どんなふうに使われ、どうなっていくのか…。
そんな興味から、森田さんの展覧会に行ってきました。

「自然とともにいて、楮を育て、刈り取り、蒸して、繊維を取り出し、
一つ一つ型を描き、浄らかな水を通して、紙を作り出す。
気の遠くなる工程全てを手仕事で、来る年も来る年も、黙々と。
現代にこの作業を行う意味を問えば、
決して用途のためだけでないのは明らかだ。」
組む東京 HPより (企画展「紙宮」)

真摯に和紙と向き合う姿、
圧倒的な存在の空間…。

私の仕事も、向き合う。
図面と向き合う、
お客様と向き合う、
それはいつも真摯でひたむきでありたい。

向き合う時間は地味で黙々としたもの。

その黙々とコツコツと地道に行った作業や、沢山の見聞きした経験の向こうに結果(=良い住宅・居心地の良い空間)があるのだと思うのです。
時代は急速に変わっています。

建築の世界でも、便利なものを上手に取り入れつつ、
向き合うことは変わらず大切に。


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How is life?

TOTOが運営するギャラリー間での企画展「How is life? 地球と生きるためのデザイン」

会期:2022.10.21~2023.3.19

「社会を変えていくために建築になにができるのか。現代社会の様々な障壁を突破するチャレンジを紹介します。」ギャラリー間HPより

 

展示はギャラリー間の運営委員4人が自らキュレーターとなり、How is life?の問いかけに答えている多彩な事例を紹介しています。

展示はテーマも規模も時代も、多岐にわたりましたので、一見バラバラなようにも見えます。

ちょっと雲をつかむような内容だな~とも思いましたが、それが面白かったところでもあります。

 

その中で私が気になったのは、「神水公衆浴場」2020年 

公衆浴場のオーナーは構造設計家であり、2016年の熊本地震で被災。家族と住むマンションが半壊。給水車や健康ランドに長蛇の列ができた一方で銭湯が復興できずに次々と潰れていく様子を目の当たりにして、自宅の一部の機能である「風呂」を拡大して「公衆浴場」として家族と共に自ら運営。番台にも座り、閉店後にはこの風呂に入る…。(展示冊子より抜粋・一部編集)

 

お風呂は家の中でもかなりプライベートな部分。私もいつもマチと家が関わることを考えているのですが、はたして自分に同じことが出来るのかな??これは究極のマチとのかかわりなのでは…!と。

この計画の背景にある、家族を含む居住者さんの思いに衝撃と、尊敬を感じました。

 

 

話は変わりますが、

私は「ギャラリー間」の展示はスペースが好きです。

コンパクトながら2つの階に分かれていて、途中で中庭に出て、外階段を上がっていく空間構成になっています。

沢山の情報がある展覧会。コンパクトでこじんまりしているココはいつも静かにゆっくり見ることが出来て、私にはぴったりの場所です。

そして、いつも展示にちょっとした仕掛けがあるのです。

今回は、気になった説明文を手に取って集めていくスタイル。最後にハトメにして、お持ち帰りできます。そんな自分でできる小さなアクションがあるのが楽しいですよね。

 


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