「六角形の家」見学
町田市在住の建築家、平 真知子さんの自邸を見学させていただきました。
先日お話を聞く機会があり、その人柄にすっかりファンに。
「いつかご自宅お伺いしたいです」とお話ししていましたらお招きくださいました。
名前の通り、平面のカタチが六角形の家。
そして、
公園の樹木を一望できる、最高な自然環境。
ご主人がドックトレーナーであり、犬と一緒に暮らす家。
写真で事前にじ~っくり拝見してはいたものの、
写真だけでは表現できないんだな、と改めてハッとするくらい…。
生活を楽しまれている空気感。
日々の生活がしやすいなぁという、工夫の数々。
生活を感じ、とっても幸せな気持ちに(^^)
また、雑誌ではあまり知ることのできない、設計段階のプロセス、細かい生活の仕方、ちょっとした苦労話などをお伺いできるのも、お家訪問の醍醐味(^^)
「これだけ自然いっぱいだとカメムシ出ませんか~?」
「めちゃくちゃいます」なんて…(笑)
お昼は皆で持ち寄りごはん。
私はニンジンサラダと、ジャガイモとチーズのガレットを持参。
建築家の新井さん夫妻はダジン鍋。
おやつには
豆からゴリゴリと順番に手回しで挽いて入れたコーヒーと
友人の奥様がつくってくださったシフォンケーキ。
ごはんもおやつもとても美味しくて、
皆で集まって食べる楽しさを久しぶりに感じました。
家はこんな風に友人と楽しい時間を過ごせる場所であったらいい。
しかしながら、人生は山あり谷あり。
どんなにSNSで素敵な生活を表現していても、
いつも笑顔ばかりでない。
悲しいとき、家族が落ち込んでいるときは
家がよりどころとなり、
包み込んでくれるような場所であったらいいなと思います。
「居心地の良い」ってそういうことだと思います。
六角形の家の造形のかっこよさもぜひお伝えしたいので簡単にご紹介。
一辺2mの六角形4つをとその余白で作られた空間。
(こういう表現の仕方で良かったのでしょうか…)
内部では壁が立ち上がっているところと抜けているところ。
少し視線をずらすだけで見え方が変わり、いろんな表情が感じられる。
今どこにいるんだろう?と分からなくなるわくわく感。
いくつもの居場所に分かれた1階と、
ぐるりと回遊できる2階。
最後に平面を見せていただき、こうなってたんだ!
と皆で答え合わせさせていただきました(笑)
家に帰ってから簡単な平面と屋根伏を描いてみたらさらに理解が深まりました。
空間を感覚と図面で理解すること。
設計者の頭の中をちらりとのぞかせていただく「謎解き」のようで楽しいです。
最後に、犬との暮らし方について。。。
平さんご夫妻に、犬との生活についていろいろお伺いしました。
急遽お迎えしてしまった我が家は、まったく犬仕様になっておらず、暮らし方を模索中なのです。
犬との生活について。その話はまたどこかで(^^)
カテゴリー:00_think_考え
オープンハウス
先日、大学の友人Airhouse桐さんの設計した住宅が竣工し、
オープンハウスにお邪魔してきました。
「横浜の家」
どこか教会をイメージするような三角が象徴的な外観。
写真家の矢野さんもおっしゃっていたそうです。
ペンダント照明、写真では分からないのですが、
とーっても小ぶりなのです。
空間に合わせててづくりしたそうです。
深く細部まで追及されたデザイン。
そして私が、建築を見に行った時、必ず見るのが、
「雨の道のデザイン」
建物に降った雨がどうやって流れていくかを探します。
このお家は軒樋も竪樋もなくて、雨が流れるところが生活していて分からないようにデザインされていました。
また、バルコニー部はあえて竪樋をつけておらず、
雨の日には下部の植栽にポタポタと流れ落ちるのかなと想像したり…。
雨仕舞(あまじまい…雨をどう処理するか)は、設計コンセプトとして雑誌などに掲載されることはないような脇役的部分なのですが、設計者の考えや、工夫が手に取るようにわかる部分で、結果的に全体のデザインに影響してくる大事な部分だと思います。
迷路のスタートからゴールのルートを探すようです。
「雨の道のデザイン」
そんなさりげない部分だからこそ、私も大切にしたいと思っています。
20201209友人のオープンハウス
ちょうど一年前のことですが、
写真を整理して出てきたのでUPします。
大学の友人であるAirhouse桐さんが手がけた
高尾の家のオープンハウスにお邪魔してきた記録です。
桐さんは何度もこのblogでも登場していて、
親しくさせてもらってるのですが、
事務所が地元名古屋ということもあり、
実際の建築を見るのは初でした。
プロが撮られたきれいな写真やコンセプトは桐さんのHPを見ていただくとして、ここでは私目線の写真とコメントを…。(写真掲載の許可頂いています)
準防火地域では窓に網を入れるという規制があるのですが、このおうちは、「防火壁」という法律でその規制をクリアしています。さらに防火壁の役割をする壁があることで、周囲の住宅からのプライバシーを優しく守り、室内にいながら南北の遠くに見える山々の風景だけを感じることができるのです。(桐さん談)
ちょうど紅葉の季節で、赤や黄の木々が見事でした。
ひとつのアクションで居心地のと機能の両方を叶えているステキな設計です。
可能な場合、オープンハウスにはこどもを連れて伺わせて頂くのですが、こどもの反応が参考になります。
ここが一番好き~。とお気に入りエリアを見つけていた長女。少し奥まった、物干しスペースも兼ねたが落ち着くようです。
そこから見える風景。
光が溢れんばかりに降り注ぐ階段もこどもには家具の一部。座りたくなる気持ち分かります。
さすがに浮いたブリッジは次女にヒヤヒヤ。
このあと網を張るそうです。
桐さんのスタイルを突き抜け切った住宅。
オブジェのようで、外からも内からも空間がきれい。そしてどこか可愛らしい。
建築は「つくり手」と「使い手」のコラボレーションで出来上がる。
というフレーズがあり、
当たり前と言えば当たり前の事なのですが、
住まい手がどのように住まうのか…。
こどもがブリッジを、走り抜ける。
上下階の会話のやり取り…。
住んでからの様々な場面の生活をイメージしながら住宅を造ることにとても意識を向けています。
そして、この「高尾の家」今年のグッドデザイン賞を受賞されました!
20191018オープンハウス
リオタデザインさんの新座の家のオープンハウス
カテゴリー:06_architect・art
20190608オープンハウス
久しぶりにオープンハウスへ行かせて頂きました。
カテゴリー:06_architect・art