ハコノウエ広場 実験イベント2わころんだ

埼玉県の南部にある我がまち、和光市。
市には南北に縦断するように外環自動車道が通っています。
外環は駅すぐ横は地下道路になっていて、その上部の丸山台広場はいまのところほぼ使われていない空間になっています。その広場なんと、駅徒歩5分!使われてないなんてもったいない!

  

その、広場の今後の利用を考える和光市主催の「公共空間プロジェクト」に約1年間参加していました。

広場利用の可能性を探ったり、実際に使ってみての実証実験を行ったりと月1くらいで活動。

  

2023年秋には限られたSNSで配信して、こぢんまりとピクニック開催。火の利用と車両の出入りの検証をしました。
天気にも恵まれ、道路囲まれた騒がしい空間であるにも関わらず、のんびり居心地良く過ごせ、お土地のポテンシャルを感じました。

私なりに分析すると、道路面より50cmほど広場のレベルが下がっていて、草や低木で囲まれているため、広場が包み込まれているような感覚なんです。意外にも心地いい空間なのですよね…。それは意外な発見でした!

   

家は「家族の居場所」だったら、
広場は「街での人々の居場所」

  

規模は違いますが、
人々の心地よい居場所をつくる事にとても興味があります。

  

春には規模を拡大して、イベントとしての検証、音の検証。日よけ雨よけになる屋根がない、トイレがない。という悪条件のなかでなにが出来るかを考えて進めてきました。

この日も天気に恵まれ、たくさんの人で賑わいました。
私はお知り合いの畳屋さんにリサイクルゴザをご提供いただいたり、子供たちの通っていたキッズアートの先生に出展していただいたりしました。他にも出張プレーパークや音響実験コーナー。キッチンカーも出動。

人々がゴザでピザやごはんを楽しむ風景はとてもよかったです。

 

 

 

  

約1年の活動を経て、この実証実験は一旦終了。今後は体制を整え、いよいよトライアルサウンディングに入っていくそうです。

  

ここで、トライアルサウンディングとは…
市が保有する土地や公共施設を有効に活用するための社会実験。 民間事業者や団体のみなさんが、お試しで公共施設等での事業や活動にチャレンジして、収益性や施設の使い勝手などの感触をつかむことができます。(藤沢市のhp参考)

  

普段は住宅という限られたお土地の事をひたすら考えていますが、また違った規模で考えるのも面白い。私の発見でした。

 
この広場どう変化していくのか、これから楽しみです。期待しています!


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旧姓表記

突然ですが、私は旧姓で仕事をしています。
旧姓での活動の一番の理由は、結婚後の姓が著名な建築家さんと同姓同名(漢字も一緒)になってしまうからなんです。
また、「家庭の自分」「公の自分」と分けたい。
なんとなく仕事上で慣れ親しんだアイデンティティのようなものを残したいという思いもありました。

 

今日の連続テレビ小説「虎と翼」で、弁護士の旧姓使用についての話題がありました。
弁護士が旧姓で活動できるようになったのは2017年からだそうです。つい最近のことなんですね!

 

私が建築士免許を取得したのが、2007年。結婚が2009年。
その時は既に旧姓表記が認められていましたので、旧姓での活動もすんなりできました。調べると、建築士の旧姓表記が可能になったのは2002年からでした。

 

この話は、「虎と翼」同様、夫婦別姓の話につながっていくのでしょう。
現実いろいろな問題があり、ハードルが高いだろうなと思いますが、
私は夫婦別姓も一つの選択肢として日本にもあってもいいかな~と思います。
(自分がいまからあえて選択するかは分かりませんが…)

最近、地域で活動することが増えてきたので、良い意味で「公私」・「仕事と家」の区別がなくなってきていて、「あれ?ここはどっちのなまえだっけ?」と混乱したり、ここぞという場面では、本名(結婚後の姓)しか使えなかったり…といろいろ不便に感じることが多いです。

 

こう見ていくと、建築士の旧姓表記が出来ることは、かなり嬉しい制度であるんだなぁと改めて思いました。

 

「虎に翼」では、建築士と弁護士という職種は違いますが、突き当たる苦悩などで、共感できることが多々。ひとごとではなく、自分のことのように毎日楽しみにしてみています。

  

久しぶりのブログ更新でした。
インスタ・フェイスブックと合わせて、ブログでは今後もより深い考えや、思いを綴っていきたいと思います。


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