2021→2022
今年もよろしくお願い申し上げます。
2021年は、じっくりとものづくり。
クライアント様とご一緒の時間を重ねてまいりました。
構造・法規・照明・カーテン…。
信頼できる方々とご一緒に計画を進めてきました。
ときには、
学生さんが模型作りのお手伝いに来てくださったり…。
関わってくださったたくさんの方に、感謝いたします。
今年は、いよいよ形となる段階です。
ひきつづき身を引き締めて、進めて参りたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
kamiyaさんのHP掲載
前職からお世話になっているカミヤコーポレーションさんのホームページにgritdesignをご紹介いただきました。
https://www.fullheight-door.com/architects_design/
カミヤコーポレーション様は、床から天井まで高さと独自のすっきりした納めが特徴的な、室内建具の会社様です。通常建具の高さが高いと反りなどの不具合が発生しやすくなります。kamiyaさんは特許取得の工法により、反りを抑える構造になっているのでメーカーさんでありながらこういったデザインが可能となります。
(余談ですが、もちろん施工の精度も要求されるのです…。)
先日、事務所併設の我が家にもお越しくださり、改めてそのポリシーや向かう方向性をお伺いし、なんだか熱く語ってくださる姿に大変共感しました。
ものつくりに熱い情熱を共に燃やし、チームで良いものを作り上げていく。
ものすごく当たり前のことですが、そんなものつくりを目指しています。
設計者ができること
渾身の思いで描き上げた図面に対して、出てきた見積書とにらめっこ。
描かないとクライアントの夢は実現出来ないし、描くとお見積書が上がってしまう。
そのジレンマの中で、設計者として出来る事は無いのかなと葛藤。
お家を建てるには、沢山の人がかかわり、たくさんの過程があるので
残念ながらいつもスムーズに進むわけではありません。
毎回内容は違いますが、当たり前のように、大小の様々な課題を解決していくことになります。
ご縁があって私にご依頼いただいているかぎりは、
その一つずつをコツコツ潰していき、
ゴールにだどりつけるようポジティブに進める。
せめて私だけでもポジティブに…。
中間検査
昨年携わらせていただいていた都内の物件の中間検査に同席してきました。
この案件はご親族三世帯が同居するおうちです。
「第一種高度地区」「日陰規制」という厳しい条件で、一階を半分ほど地下に潜らせる事で規制をクリアさせています。
何度も何度も屋根の形状、高さ関係、面積を検討しました。法律を満たすためとても苦労しましたが、お客様のご要望が形になり、上棟はやはり嬉しい瞬間です。
中間検査では、検査員から2、3の細かい指摘がありました。
複数の人間が関わりながら作るものなので、ミスがゼロということは通常ありません。
設計者、施工者、指定検査期間の検査員の方(第三者の目)と複数で見ることで、大きなミスを防ぎ、より正確になっていくと感じますのでとても大事なことだと改めて感じます。
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