竣工
昨年秋から携わらせていただいていた、住宅のプロジェクトは、今週とうとうお引渡しでした。
(絶賛工事中の写真です…)
このお仕事、とある会社様のお手伝いでインテリア・キッチン・照明計画などを中心に関わらせていただきました。
クライアント様は、私が入らせていただくことになり、houseniikura(自宅)にも興味を持って下さり、わざわざ都内からお打合を兼ねてお越しくださいました。
私としましてはとっても嬉しい事(^^)
自転車で笑顔でいらっしゃったお姿、今でも忘れません。
クライアント様としては、その建築会社様の良さがあり、決められているので、私はどのように打合を進めていけばよいかと、手探りでしたが、毎回お打合は白熱(笑)
いつもおいしいパンをお持ちくださって、途中でパンをほおばりながら、楽しく、時に議論しながら、時に皆で疲れ切りながら…。デザインがFIXされていきました。
奥様がこだわられた造作キッチン。
所沢の工房でお打合をしたり、工場をご覧いただいたり…。
私と奥様しか分からないような細か~い仕様も盛り込みました。
扉面材、実は二色なのです。
沢山の素材を合わせて、見つけた組み合わせでした。
また、今回の照明計画では、光源が見えにくいグレアレスダウンライトを採用。
明るいだけでない、夜の豊かな雰囲気つくりを考えました。
広いLDKの照明管理はシーンコントローラーで行うことに。
吹抜のあるお家は、配線が複雑になりがちなのですが、
ご家族の生活パターンをお伺いしながら、
なるべくシンプルな構成にするよう心がけています。
お引越しを終えた奥様から、メールをいただきました。
まだまだバタバタの状態の中メールをいただけるなんて、嬉しくてたまりません。
奥様とはお家のお話しだけでなく、子どもたちのことも沢山お話ししました。
いろいろアドバイスくださったり…。いろいろあった昨年の我が家、とても救われました。
このプロジェクトにご縁あって関わることが出来たことに感謝いたします。
お引越しおめでとうございます。
カテゴリー:02_work
LEE12月号掲載
女性誌LEE 12月号に「house niikura 新倉の家」のキッチンが掲載されています。
家族で参加させていただいた先日の授賞式…
コウケンテツさんの気づかいとコメントが最高でした
「キッチンの”夢と現実”両方見せてくれた!」
ここからは、紙面が完成するまでの裏話(^^)
LEEの編集者さんは皆さんフランクでお話ししやすい!
9月には雑誌用の取材と写真撮影がありました。
当日お越し下さった、副編集長(通称ぷーふけさん)、カメラマンのメグミさん。
お二人とも柔らかく気さくな方で、子どもたちも初めからリラックスして撮影に望めました。
お二人の息の合った軽快なテンポで、撮影が順調に進んでいきました。
途中、子どもたちのモチベーションにひやひやしましたが…(笑)
撮影・取材はお昼を挟み5時間近くみっちりと。
撮影用にケーキやクッキーを焼いて準備しました。
スタッフさんをおもてなししたいという思いもあり…
紙面には一切載っていませんでしたが(笑)、皆で昼食やお茶をしながら、
キッチンにまつわるエピソードも、かなり深掘りしていただき、
なかなか表現しにくかった地味な部分にもフォーカスくださいました。
写真のカットやネタが多く、雑誌にはすべて載せられなかったそうですが、
house niikuraの暮らし方やキッチンの工夫が分かりやすく紹介されていますので、
ぜひご覧いただければ幸いです。
それにしても…
紙面4ページに、これだけの期間と時間をかけ、
編集者さんをはじめ、写真家さん、イラストレーターさん…
たくさんの方が参加し思いをこめてつくられているのですね。
今回は家族の協力も必須で、
夏から温かく(?)見守ってくれて、
最後までつき合ってくれた家族に感謝したいと思います。
東村山の家、1年点検
東村山の家-Kirin house-の一年点検に工務店様とお伺いしました。
大きな不具合などはなく、クロスの補修が主な補修内容でした。
お引越されて早一年。
ご家族の近況、ワンシーズン住まれての感想や住まい方をお伺いしました。少しお会いしないうちのお子様の成長にビックリ。
キッチン
ルクルーゼのお鍋が無垢棚にぴったり。
奥のパントリーにはご主人お気に入りのお酒が並び、なんだか夜が楽しそうです。
水廻り
ご家族だけが使われるユーティリティーと洗面・トイレを分けたプランで、ユーティリティーにしっかり収納を設けたことで、機能的にお使いくださっていました。ユーティリティーには室内物干しを。可動式にしましたが、結局いい塩梅のところで一切動かさないそうで、「そうなりますよね~」と(笑)
2Fホール
室内物干しを設置。外で干されることが多いと伺っていたので、外物干しはしっかり軒をつくらせていただいたのですが、こちらの物干しも大活躍とのこと。WICの手前にあるので、帰ってきたスーツに消臭スプレーをして一次置きなどにも利用されていらっしゃるそうです。
高さを工夫することで手洗いを兼ねた2.5mほどのカウンター。
本を読んだり、在宅ワークにと思っておりましたが、今のところは洗濯畳みのスペースとして、大いに活用されていらっしゃるそうです。
また、ところどころにおつくりした「かざれるスポット」
お気に入りのものが飾られていて、
「奥様、お好きだったんですか!?」と意外な面にもお話が弾みました。
お打合時に「物は少なめです。これで収納は十分です」と、よくおっしゃられていた通りに、とてもきれいにスッキリ住まれていらっしゃいました。
お忙しいようで、かなり広いテラスもあまり活用できていない。とおっしゃっていましたが、アウトドアチェアをたくさんお迎えしたそうで、これから皆さんで集まる機会が楽しみですね。
ところで、東村山の家は「Kirin house(キリンハウス)」とも名付けているのですが、その秘話について。
今回の電気屋さんはご主人の知人とのことで、電気屋さんと「吹抜が特徴的!キリンも飼える!2Fのホールから餌をやろう」なんていう話がでたそうです。そこで、キリンハウスと呼ばせていただきました。
お施主様にとっては日常+αタスクが増え、なかなか大変な家づくり。
そんな家つくりにもクスっと笑えることがあるといいなという、私の願いも込めています。
チョークアート
あるイベントで朝霞市の都市建設部の方々とお知り合いになりました。
朝霞市では、「ASAKA B.B.SQUARE」というチョークボード製作の企画を去年から行っているそうで、
私もミニ黒板(60㎝×45㎝)の製作に参加してみました。
建築設計デザインを黒板で表現したいなという試みから、
キッチンのある家の提案しようと、
ひとまず3分くらいで描いたイメージスケッチです。
ここからいろいろ肉付けしてごちゃごちゃ描いていこう。
なんて思っていましたが、
ペンからチョークに持ち替えると、
まったく情報が載せられない…。
描きたいことの1/10も載らないのでは…(汗)
それなら、皆で集う楽しさが伝わったらよいな~
と思いながら慣れない黒板を楽しみました。
【製作コメント】
作って食べることが
大好きな家族のための
キッチンが中心の家の提案
「キッチンとダイニングが一体となったフラットのテーブル」
世の中に日常が戻りつつある今
皆で楽しめる居心地のよい居場所が
あったらいいなと願いを込めて…
実はこれ、ほぼhouse niikuraのキッチンです。
寸法はほんの少ししか載せられませんでしたが、
ダイニングテーブル高さ650㎜(65㎝)は低めの高さ設定です。
身長差約30㎝の夫婦にも使いやすいように検証したうえで、
くつろげるように工夫しています。
平日はキッチン正面で3人並んで食事することでサーブも片付けもとても楽(^^)
休日はダイニング部分でゆっくりと。
ちょっとした来客時はゆるやかに、お好きな場所に座ってもらいます。
沢山の人が集まる際には家中の椅子を集合させてギュギュっと詰めて座り、皆で代わる代わる料理をしながら、出来たてをいただきます。
(まさに、黒板のような…)
さらに、アイロンしたり、オンライン授業したり、ワークショップしたりと多用途に…
設計意図通り、いろいろな使い方が出来ています。
コロナ前の集まりなどでは、皆さん長居していかれる所をみると、居心地は良いようです(^^)
house niikuraのキッチンの工夫はまだまだたくさんありますので、今後紹介していきたいと思います。
黒板は朝霞市のどこかに飾られますので、
お近くの方はチェックしてみてください(^^)
instagram「@b.b.square_asaka」でも登場予定です。
お裁縫
喜んでくれるのはこれが最後かもと思い、入学グッズを手作りしました。
次女が「これ!」とすぐに手に取った水色の星の生地を中心にして、紐・糸・フリルなどのパーツもセレクト。
素材の質感による出来上がりはこんな感じかな…。
取手の太さや長さはこのくらいが使いやすくへたれにくいかな…。
内側にポケット付けて、キーフォルダーフックを付けたら便利かな…。
フリルはどう付けたらかわいいかな…。
デザインや使い勝手を考えて作るこういった過程は建築に似ているなと思います。
こういった裁縫の作業スぺ―スについて、
本を見ながら台紙にパターンを起こす
生地に写す
布を裁つ
アイロンをかける
ミシンをかける
裁縫には様々な工程があり、特にアイロンは他の作業と行ったり来たり、いろいろな工程の間で出てきます。今回のように「手提げ袋、給食袋、体操着袋、上履き袋」の4種類を同時進行していくと、かなりのスペースを使うことが改めてわかります。
今回はメインはダイニングスペースで、アイロンはワークスペースで作業しました。今では、「アイロン危ないからここには近寄らないでね。」の声掛けで足りますが、子供が小さかったときはそうはいかず夜な夜なの作業でした。
カテゴリー:01_life