20200925気密試験

我が家の断熱材は自然素材のセルロースファイバーを使っています。
前職での標準仕様という基準はあったのですが、さらにパワーアップさせるべく、自邸ということで実験もかねて、いろいろ検討しコストと効果のバランスを考え仕様選定しました。

断熱と深く関係するのが気密と換気です。この、断熱・気密・換気がうまく作用すると快適でランニングコストがかからないおうちが出来るのです。

気密工事もできる範囲で監督に協力してもらってやってみました。
難しい話になりましたが、今回この気密性能がどのくらいあるかを実際に測定することにしました。
気密の性能値をC値と呼ぶのですが、これが1.0を下回ると気密が良く、一般的に高気密住宅と言われています。

気密部材メーカーさんにやっていただきました。

当日は、関わって下さった方々も集まってくれて、同窓会みたいにわいわいと実験です!

断熱材の施工してくださったUさん、その道のプロフェッショナルで、施工前にもたくさんアドバイスいただきました。

結果は、0.9でした!
(ポスト口をふさげば0.8!)

気密性能は竣工時に一番よく、年月が経つにつれて、躯体が動くことにより隙間ができるので下がっていくと言われています。竣工して1年半たってこの数値、また、できる範囲での簡単な気密工事としては十分よい結果だと言うことでした。

断熱の数値やその結果が光熱費としてもしっかり現れています。

数値と体感両方をもって効果がわかったのでとても良かったです。
これをまずひとつの新しい基準とし、次に生かしていきたいです。

デザインと環境、どちらかに片寄ることなく、両方をもって快適なお家の提案をしていきたいです。


カテゴリー:02_work, 03_house Niikura-新倉の家-
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