板橋区中央図書館とgreen cafe
ときわ台から上板橋へ移転した中央図書館の見学に。
図書館が建つ平和公園は、子どもたちと良く行っていた公園です。移転計画時には公園のどの場所に建てるか、区民を交えてデスカッションされていたのを覚えています。
公園の立地は東上線の上板橋駅とときわ台駅の間に位置するのですが、上板橋からの方が近いからか、既存の滝や小川を避けてなのか、ときわ台側に寄せて建てられ、上板橋側を表として建っていました。
ときわ台側からアクセスしていた私としては表裏なく造ってほしかったな~
という気持ちもありますが、図書館内部から公園(上板橋側)に向かって、くつろげるようなゆったりした椅子が並んでいて、公園で遊んでいる子供たちの姿を眺めながら本が読める、とても気持ちの良い場所でした。
テラス席もあり、季節の良い時期は絶対気持ちいい!
ときわ台駅に図書館があった頃から利用者が多く、席はいつも埋まっている印象がありましたが、こちらでも満席、区民に親しまれていることがよくわかりました。
設計:松田平田設計 2022年グッドデザイン賞受賞
そしてgreen cafeへ…
ときわ台に住んでた頃、好きだった場所。
ここに来るといつも、ものつくりにあふれていて
幸せな気持ちになったのです。
カフェ店主のノリさんとフローリストの奈美江さん
5年ぶりの訪問に、変わらず笑顔で出迎えてくれたお二人…(^^)
皆変わらないけど、少しずつ年を重ねたねと(笑)
お料理も、コーヒーも美味しい。
きっと手作りで心がこもっているんでしょうね…。
ラテアートのステキなサプライズも!
天祖神社近くの「もりのまちや」にも関わっていらっしゃるので、
今度はそちらへお伺いしますね。
川越
所属する建築士会のイベントで、川越へ。
「ゲストハウス&カフェちゃぶだい」と「居酒屋すずのや」の空き家リノベーションの見学会です。
川越市主催の「まちづくりキャンプ」という活動で集まったことがきっかけで、エリアリノベーションに取り組んできた実例をご紹介していただきました。講師はmaao、80%代表の荒木牧人さん、coto代表の田中明裕さん。
建築的なお話だけでなく、運営の仕組みのお話や、得意な役割を分担して皆で作っていくものづくりの楽しさや、発信しながら共感する人々が集まってきてプロジェクトが動いていく面白さを語ってくださいました。
また、20%の力を抜いて頑張りすぎない。の考えもステキです。
「ついつい、細かい事を突き詰めてしまいますよね、建築って。」になるほどでした。
先日拝聴したリオタデザイン関本さんのアアルトのセミナーでも通じるものを感じました。
ミリ単位まで突き詰めるこまかさと、ハプニングを楽しんでまいっかと思えるくらいの緩やかさ。
バランスが大事なのだと思います。
私なりに付け足すと、そのバランスは独りよがりでなく、常にクライアントとの共有できていることが大切だと思います。
せっかく川越まで来たので、レンタサイクルで散策。
朝は、鐘つき通りのスタバへ。混む前の静寂なスタバが好きです。
あえて一部屋根を下げることでハイサイドをつくりだしています。
さりげないのに、すごい効き目だなと思います。
通りの街並みに合わせたファサードとモダンな内部のインテリアと、突き抜けた奥の日本庭園。
家具取手や照明も手作り、床目地の意匠、照明計画、ふんだんに使った無垢材、商店建築ならではの部分は見ていて参考になります。
また、最近内と外をつなげる設計をする中で、木塀の構造・納まりが気になります。
ぐるりと日本庭園周りを囲っていました。
「中庭のある家」では完全にプライベートな中庭を作る為の背の高い木塀としました。
「東村山の家」ではご実家へつながる6畳のテラスの脇のブロック塀を隠す横木塀としています。
構造、木塀の高さ、板部材寸法、貼り方(両面or片面)、スキマ具合などをさらに研究中です…。
ヤオコー美術館 (伊藤豊雄さん設計)
冥想の森(岐阜県各務原市の市営斉場)を思い出しました。
建物周囲の水盤にメダカが住み着いているのが不思議な光景でした。
20201209友人のオープンハウス
ちょうど一年前のことですが、
写真を整理して出てきたのでUPします。
大学の友人であるAirhouse桐さんが手がけた
高尾の家のオープンハウスにお邪魔してきた記録です。
桐さんは何度もこのblogでも登場していて、
親しくさせてもらってるのですが、
事務所が地元名古屋ということもあり、
実際の建築を見るのは初でした。
プロが撮られたきれいな写真やコンセプトは桐さんのHPを見ていただくとして、ここでは私目線の写真とコメントを…。(写真掲載の許可頂いています)
準防火地域では窓に網を入れるという規制があるのですが、このおうちは、「防火壁」という法律でその規制をクリアしています。さらに防火壁の役割をする壁があることで、周囲の住宅からのプライバシーを優しく守り、室内にいながら南北の遠くに見える山々の風景だけを感じることができるのです。(桐さん談)
ちょうど紅葉の季節で、赤や黄の木々が見事でした。
ひとつのアクションで居心地のと機能の両方を叶えているステキな設計です。
可能な場合、オープンハウスにはこどもを連れて伺わせて頂くのですが、こどもの反応が参考になります。
ここが一番好き~。とお気に入りエリアを見つけていた長女。少し奥まった、物干しスペースも兼ねたが落ち着くようです。
そこから見える風景。
光が溢れんばかりに降り注ぐ階段もこどもには家具の一部。座りたくなる気持ち分かります。
さすがに浮いたブリッジは次女にヒヤヒヤ。
このあと網を張るそうです。
桐さんのスタイルを突き抜け切った住宅。
オブジェのようで、外からも内からも空間がきれい。そしてどこか可愛らしい。
建築は「つくり手」と「使い手」のコラボレーションで出来上がる。
というフレーズがあり、
当たり前と言えば当たり前の事なのですが、
住まい手がどのように住まうのか…。
こどもがブリッジを、走り抜ける。
上下階の会話のやり取り…。
住んでからの様々な場面の生活をイメージしながら住宅を造ることにとても意識を向けています。
そして、この「高尾の家」今年のグッドデザイン賞を受賞されました!
20200906MIYASHITA PARK
久しぶりに都内へ。
建築関係の友人に誘われて、渋谷のMIYASHITAparkを見に行きました。
細長い立地を生かしていろいろな場所からアクセスできるようになっていて、私も地下を出たところから吸い込まれるように自然と階段を登っていました。
4Fまでいくと、人びとが行き交う町を見下ろせる。船のような感じも。
その日は暑いけど、かぜがあって心地のよい日でした。
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